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美容整形の安全性

日本における美容外科の歴史において、美容外科が正式な医療行為であるとの認知に時間がかかったのは、それが健康な身体に外科的侵襲を加える美容整形行為であるのに対して、安全性が確立されていなかったことが一つの大きな要因としてある。実際、初期の美容外科治療においては、美容整形豊胸術や顔の若返り術と称して、皮下に直接ゲル状のシリコンを注入し、美容整形の合併症を引き起こしたり、隆鼻術と称して解剖学的に無謀なプロテーゼ(シリコン樹脂を板状に加工したもの)の挿入を試み、プロテーゼが後年に皮膚を突き破って出てくる症例などが散見されたことがあった。


美容整形は、近年では、医師が正しい解剖学的知識を習得できる機会が増えたことや、医療技術の進展により、美容外科手術の安全性は飛躍的に向上してきている。美容整形の種類も広範囲で顔面擦過傷の瘢痕除去。


皮膚斑のレーザーによる除去(ホクロ、シミ取り) 腫瘍除去(イボ、ケロイド取り) フェイスリフト(シワ取り) ヒアルロン酸注射(シワ取り・隆鼻・豊胸) ボトックス注射(シワ取り) ピーリング(シワ・毛穴消し) トレチノイン処方(シワ・シミ消し) 二重まぶた形成(重瞼術) 審美歯科治療 毛根移植(植毛)脱毛 隆鼻(鼻を高くする)術 豊胸術 脂肪吸引 包茎手術 エラ切り(削り)ピアス など多彩である。


近年では美容整形技術の発展により、皮膚に塗布するだけで一定の効果が得られる薬品(例:レスチレンジェル)や注射するだけで美容整形効果のあるもの(例:ボトックス・ヒアルロン酸)といった低侵襲性の美容整形手術が一般化している。従来では、美容整形手術といえば侵襲性(invasive)のあるもの=身体をメス等の医療器具で直接的に侵す外科的美容整形手術が一般的であった。これらは、その侵襲性の低さと同時に「注射するだけ」「塗るだけ」といった単純な美容整形施術であるために危険性が少なく、臨床経験の少ない医師でも容易にとりいれることができる。特にアメリカ大陸の美容医療界では爆発的に広まった。近年ではナノテクノロジーや遺伝子技術を利用した美容整形技術も研究されている。

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